日常の最中に、

ちょっとした楽しみを。

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20代で不妊症の人に「若いから大丈夫」って言わないでほしい。

重い話になるかも知れませんが聞いてください。
賛否両論ある話かとは思いますが20代で不妊治療をしている男性のひとりとして思うことがありますのでお話します。

 

どうも、もなかです。

 

この記事はパートナーや周りの人が不妊治療をしている方や
不妊治療をしている本人、そして今後そうなるかもしれない全ての方に

なかなか言えないけれど気にしていること

を知ってほしい、共有したいという思いで書いています。

不妊症の発覚

僕たち夫婦は約1年前に結婚しました。
当時僕は25歳、妻は23歳でした。

同年代で結婚している人は少なく、晩婚化が進んでいると言われる昨今ではなかなか早く結婚した方かと思います。

 

僕らは夫婦揃って子供が大好きなので、結婚を決めた理由の一つとして「早く子供が欲しい」ということがありました。

 

結婚さえしてしまえば自然に子供が出来て1年後には家族3人の暮らしになるだろう、と。

 

しかし、結婚から1年以上が経過した現在も子供には恵まれていません。

結婚式から半年程経った頃に病院で検査をして、お互いに不妊症が発覚しました。

 

簡単に説明すると僕は精子の数が少ない乏精子症。
妻は子宮と卵巣を繋ぐ卵管が詰まってしまう卵管閉塞です。

どちらも明確な原因はわかりません。

 

 

「若いから大丈夫」って

結婚して1年も経つと、「子供はまだなの?」と聞かれることが多くなります。

誰にでも正直に全て話すわけではありませんが
親戚や仲のいい友人に事情を話すこともあります。

 

そして、不妊治療をしているという話をすると言い方は違っても

「そうなんだ、でもまだ若いから大丈夫だよ」

といった返答をされます。

悪気がないことは重々わかっています。

僕らのことを思いやっての言葉であることも。

 

それでも、言わないでほしいんです。

苦悩、努力を軽視されている気持ちになる

不妊治療をする上で
時間、費用的な負担や身体的な負担
何より精神的な負担が大きくかかってきます。

そういった苦悩、努力に対して

「若いから大丈夫」という一言に

不妊治療なんて必要ないんじゃないか とか
まだ大した問題じゃない とか
若いのに何言ってんだ

みたいなニュアンスを感じてしまうのです。

段々と被害妄想がひどい自覚はあります。大丈夫。

気まずくなる

これは単純にトークスキル的な問題かもしれないんですが
若いから大丈夫でしょ
の後に返す言葉が見つかりません。

大丈夫じゃないから治療してるんです!

ありがとうございます、でいいんでしょうか?

若いからこその苦悩

もちろん30代、40代になってからの不妊治療に比べて子供を望める可能性が高いのは間違いありません。
早い段階で自分たちの症状が発覚し治療出来ているというのも幸運なことですし、治療自体まだ1年も続いてはいません。

なので現段階での悩みは何を甘えたことを言っているんだという風に感じるかもしれません。

 

それでも、苦しんでいます。

同じ悩みを共有できる人間が少ない

同年代の夫婦には大抵子供がいますし、独身の友人たちには伝わりにくい話題です。
僕らの元々の認識も「まだ若いし自分たちには関係ない」話だと思っていました。

誰に相談したらいいのかもわからず、簡単に周りに話せることでもないのでネットの情報に頼りがちですがそれもまた数が少ない。

恐らく同じ状況の人がいたとしてもそれこそ簡単に話してはくれないでしょうし。

経済的な余裕がない

結婚する際に新生活の費用や結婚式のために貯金をしていましたし、現在もいくらかの貯蓄はあります。しかし、完全に予想外であった不妊治療費が発生してしまうと今後の生活や妊娠・出産にかかる費用に不安があります。

周りに置いて行かれる感覚

周りと比べてどうという話ではないんですが、できちゃった婚からの二人目、三人目の子供の話や僕らより後から結婚した友人夫婦の妊娠の話を聞くと

自分たちも普通に子供ができていれば...

と考えずにはいられません。

じゃあなんて言えばいいの

感じ方、受け取り方は人それぞれですし
こう言えば間違いないという言葉はないのでしょうが

先日、友人に不妊のことを話した際に

「やっぱりそう簡単なことじゃないんだね、大変だね」

と言ってもらえたのが嬉しかった、というか

素直にそうなんだよーと気まずくもならず言葉を受け入れられました。

 

僕の場合は不妊治療に対する苦労をわかってもらいたい

「若いから大丈夫」ではなく

「若いのに大変だね」

といった言葉をかけてほしいのだと思います。

 

妻に聞いてみると彼女もまた友人に

「こんなに望まれてあなたたちの元に生まれる子供は幸せだね」

と言ってもらったのが嬉しかったと話していました。

 

将来への希望を示してくれる素敵な言葉です。

まとめ

20代で不妊症というのは発覚が少ないこともあり苦労を理解してもらいにくいです。

そもそも不妊症自体に対する理解も同年代だけでなく親の世代でも薄いと感じることもありました。

 

僕ら自身も自分にふりかかったことでなければわからないままでしたし、
もしも友人が不妊治療をしているという話を聞けば

「そうなんだ、でもまだ若いから大丈夫だよ」

と言葉をかけていたのだろうと思います。

 

当事者になってみないとわからなかったことでした。

 

そして当事者からはなかなか言えないことなので
この匿名のブログから思い切って発信することにしました。

 

僕の場合は「若いから大丈夫」という言葉でしたが、
もしかしたら他にも励ましの言葉によって苦しんでいる人がいるのかもしれません。

 

不妊の話だけでなく、相手の立場に立っての言葉選びが出来る人間になりたいです。

 

 

以上、もなかでした。